>>0. 大尉さん [
folo:fphys/293/topic/6]
どもTOSHIです。
応用物理,工学,有機物,高分子については全くの門外漢ですがたまには私がコメントしようかな?と思って少しWikiなど見てみました。
ELとはエレクトロ・ルミネッセンスという意味で発光素子ということで有機半導体高分子の蛍光(自発(自然)放出)と燐光(誘導放出=光を照射した場合の発光)のようです。
まあ,普通に水素様原子1個でも,スピンがアップダウンの2個の電子が入れる主量子数nが1で角運動量 lがゼロの基底状態1sがありその上に4つに縮退した状態: 2sと2pがあって2sはnが2でlがゼロの1重項,2pはn2でが1が1のベクトルで,これにはz成分m=-1,0,1の3重項があります。
電場がなければエネルギーレベルは主量子数nだけで決まるので,2sと2pのエネルギーは同じです。
本題の有機ELは液晶テレビの発光などに用いる半導体素子なのでしょうが基底準位の電子が光照射で励起されて励起準位に移り,基底の方には「ホール=正孔」が開いてその後しばらくして誘導放出して基底に落ちて発光するという原子スペクトルと同じ原理であれば水素原子のスペクトルの例と同じで全ての2s,2pから1sへの遷移確率が各々で同じなら発光確率は1対3となるでしょう。
ただ1重項の遷移は蛍光とあったのですが,一般に燐光は照射される光の強さに比例するのに対して蛍光は照射には関係ないのでそれよりかなり小さいはずなんです。
ただ,上から下に降りて発光する遷移と違ってエネルギー保存則のために下から上への励起の方は自発的に起こることはなく蛍光でも元々励起準位にあった電子は予め電流とか照射とかによって誘導励起されていたものです。
そして全体の蛍光頻度はその元の励起電子数にも比例します。
ここでの蛍光が普通の意味の蛍光かどうかわかりませんが,恐らく燐光と発光確率が同じレベルの場合なのでしょう。
例によってアインシュタインのA係数,B係数について書いてある「TOSHIの宇宙」の2007年5/13の関連記事「光電効果と光の量子論(2)」
http://maldoror-ducasse.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/po... を宣伝しておきます。
TOSHI